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オスラー Osler, Sir William, Baronet

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オスラー
Osler, Sir William, Baronet

[生]1849.7.12. カナダ,ボンドヘッド
[没]1919.12.29. イギリス,オックスフォード
アメリカ合衆国とイギリスで活躍したカナダの内科医。1868年,カナダのトロント大学医学部に入学。1872年,マギル大学で医学士の学位を得た。1875年,同大学教授。1878年からモントリオール総合病院の医師となる。1884年,アメリカに移り,1884~88年ペンシルバニア大学教授,1888~1904年ジョンズ・ホプキンズ大学教授となる。のちイギリスに渡り,1904~19年オックスフォード大学教授。主著『医学の原理と実際』The Principles and Practice of Medicine(1892)は,医学と医療の基盤を示す古典の一つである。臨床医としても心臓と血液の病気に多くの発見と研究がある(→オスラー病)。1911年,准男爵に叙された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オスラー
おすらー
William Osler
(1849―1919)

医学者。カナダに生まれ、初め牧師を志したが、のち医学に転じ、1872年マックギル大学医学部を卒業。ロンドン、ベルリン、ウィーンなどに遊学し、26歳で母校の教授になり、その後ペンシルベニア大学を経て、ジョンズ・ホプキンズ大学内科学教授、同大学病院内科医長を兼任。ここではイギリス、ドイツの医学の長所を取り入れ教育方針の基本とした。1892年刊の『The Principles and Practice of Medicine』(医学の原理と実際)は標準的教科書として広く読まれ、生前に8版を重ね、各国語にも翻訳された。1905年オックスフォード大学の医学欽定(きんてい)講座担任教授となった。愛書家としても知られ、彼の名を冠したマックギル大学の文庫には医学史上の貴重な文献が蔵されている。名著『医学の改革』(1921)は遺著である。[大鳥蘭三郎]

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