オヒルギ(読み)オヒルギ(その他表記)Bruguiera gymnorrhiza

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オヒルギ」の意味・わかりやすい解説

オヒルギ(雄蛭木)
オヒルギ
Bruguiera gymnorrhiza

ヒルギ科常緑樹。熱帯アジアの海浜マングローブを構成する1種。通常はマングローブのやや内陸側のあまり海水の濃くない湿地に生育する。高さ 2m前後でよく分枝し,厚く硬い葉を互生する。葉は長さ 10~12cmの楕円形光沢があり葉柄は赤い。葉腋に1個ずつ花をつけ,花の径約 2cm,赤色で肉の厚い萼筒をもち,その先端は細かく多数に裂ける。萼筒内部に淡黄色の花弁がある。花後,紡錘形果実から細長く幼根を出し,いわゆる胎生果実となって泥中に落下し,そのまま定着する。日本では南西諸島,特に西表島のマングローブの主要な構成種となっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「オヒルギ」の意味・わかりやすい解説

オヒルギ

ヒルギ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「オヒルギ」の意味・わかりやすい解説

オヒルギ
おひるぎ

ヒルギ

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android