日本大百科全書(ニッポニカ) 「オヘビイチゴ」の意味・わかりやすい解説 オヘビイチゴおへびいちご / 雄蛇苺[学] Potentilla anemonifolia Lehm.Potentilla kleiniana Wight et Arnott バラ科(APG分類:バラ科)の多年草。根出葉は掌状複葉で小葉は5枚、茎上葉は3出葉。5~6月、径約1センチメートル、黄色の5弁花をつける。萼片(がくへん)、副萼片とも5枚。果実は痩果(そうか)。しばしば接地した花茎の節より発根がみられる。日本では北海道を除く各地の原野、とくに田畑のあぜなどに多くみられ、朝鮮、中国、ヒマラヤに分布する。中国では全草薬用とされている。[鳴橋直弘 2019年12月13日] オヘビイチゴ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のオヘビイチゴの言及 【キジムシロ(雉蓆)】より …日本では,九州から北海道まで,広く分布する。葉が掌状5小葉からなるオヘビイチゴ(雄蛇苺)P.kleiniana Wight et Arnott(イラスト)は,やや湿った原野に生え,5~6月,20~30cmの花茎をのばし,直径約1cmの黄花をつける。倒れた花茎の節から発根し,幼植物をつくることがある。… ※「オヘビイチゴ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by