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オメガ星雲 おめがせいうん

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オメガ星雲
おめがせいうん
Omega Nebula

いて座にある大きな発光星雲(M17、NGC6618)。明るいループ状の構造がギリシア文字のΩ(オメガ)に似ていることからこの名前がついた。白鳥星雲など他のものに見立てた呼び名もある。形は不規則だが見かけの大きさは約20分角で、満月の大きさ(30分角)に匹敵する。明るさは約8等である。地球からの距離は約4200光年で、実際の大きさは約20光年である。天の川の中でももっとも活発な星生成領域の一つにあり、隣には暗黒星雲見られるハッブル宇宙望遠鏡などで詳しく観測すると、原始星に降り積もる巨大な降着円盤(周囲から落ち込んでくるガスが作る高温の円盤)や、生まれたばかりの大質量星から噴き出す恒星風と星間物質相互作用しているようすなどが見られ、星生成活動を調べる貴重な実験現場といえる。小型の望遠鏡でも見えるため、天体写真の好対象としても親しまれている。[岡村定矩]

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世界大百科事典内のオメガ星雲の言及

【三裂星雲】より

…いて座にある散光星雲。へび座からいて座にかけて,イーグル星雲M16,オメガ星雲M17,三裂星雲M20,干潟星雲M8の四つの明るい星雲が並んでいる。三裂星雲は手前にある星間塵によって吸収されているので,三つに裂けたようになって見えている。…

※「オメガ星雲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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