オリヴァー リード(英語表記)Oliver Reed

20世紀西洋人名事典 「オリヴァー リード」の解説

オリヴァー リード
Oliver Reed


1938.2.13 -
俳優。
ウィンブルドン(英国)生まれ。
父方叔父はキャロル・リード監督、母方祖父は演劇マネージャーのハーバート・ビーボーン・トゥリー。両親が離婚してしまった少年時代は、転校すること13回の手に負えない暴れん坊セイント・ジョージ・カレッジ時代はクロス・カントリーの代表選手をつとめ、又休暇になるとプロ・ボクサーとしてありあまるエネルギーをボクシングにぶつけた。映画のエキストラ出演を経て、1958年テレビの「The Golden Spur」のオーデションを受け本格的に芸能界入り。’61年「吸血狼男」に主演し好評を得た。一度見たら忘れられない、こわいほど野生的な容姿と雰囲気を持ち、ハマー・フィルムの怪奇ホラーに次々と出演し、性格俳優としての位置を保ちつづけている。私生活では’60年アイルランド人モデルのキャサリーン・ビーンと結婚し1男をもうけ、離婚後ジャッキー・ダリルと再婚し1女をもうけた。W.H.アレン著「Funny Reed,All about Me」(’79年)の伝記がある。他の作品に「砂漠ライオン」(’80年)、「恐るべき訪問者」(’81年)、「セカンド・チャンス」(’83年)等がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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