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オルレアネ オルレアネOrléanais

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オルレアネ
Orléanais

フランス中部の地方。旧州。中心都市はオルレアンロアレ県ロアールエシェール県,ウールエロアール県をおもな範囲とする。もとカペー朝の王領で,のちアパナージュ (国王親族封) としてオルレアン公家の領地となった (1344~75,92~1498,1626~1790) 。百年戦争,ユグノー戦争,普仏戦争などの重大な戦場となったが,現在はフランス有数の農村地帯で,穀物,野菜,ブドウなどの栽培や,ニワトリなどの飼育が盛ん。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オルレアネ
おるれあね
Orlanais

フランス中部にある旧州名。オルレアネの名は旧州都オルレアンに由来する。現在のロアレ、ロアール・エ・シェル、ウール・エ・ロアールの3県の範囲に相当する。ノルマンディーからベリーにかけて広がり、北はボース地方から南はソローニュ地方までを含むが、主要部分はロアール川の流域である。東部のガチネ地方は、穀物、ジャガイモ、飼料用作物などの小規模経営と、牧畜、養蜂(ようほう)業が盛んである。中部と西部のボース平野では、小麦、大麦、テンサイなどの大規模経営が卓越している。最西部のペルシュ地方では、農家が散在し、農牧地が土堤と樹木列によって囲まれるボカージュbocageの景観がみられ、散村集落にウマの飼育がなされる。ロアール川北部は林地が広がり、南部のソローニュ地方は沼沢地が多い。19世紀中ごろから開発がなされたロアール川流域は、もっとも地味豊かな地域で、人口密度も高く、集約的な農業が発展する。中世以来たびたびオルレアン家が領地として支配したが、1626年にフランスに属するようになり、1790年には前記の3県に分割された。[高橋伸夫]

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