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カイフォン(開封)特別市 カイフォンKaifeng

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カイフォン(開封)〔特別市〕
カイフォン
Kaifeng

中国華北地方,ホーナン (河南) 省北東部,ホワン (黄) 河南岸の扇状地上にある市。省轄市で5つの市区と5県から成る。春秋時代に開け,戦国時代に魏の都となって大梁と呼ばれ,漢以後も中原の中心都市であった。隋代には 汴州と呼ばれ,ホワン河とホワイ (淮) 河を結ぶ通済渠の開通によって租米輸送を中心とする水運の一大拠点となった。北宋で国都の東京開封府となって最盛期を迎え,金では 汴京と称された。以後は租米輸送の経路が変ったこともあって衰え,地方の中心地となった。明,清では開封府の府治で,民国時代から 1954年末までホーナン省の省都。人民共和国成立後,ホワン河や諸河川の堤防修築,河道改修と灌漑,排水路の建設などによって,市域一帯の農業の生産性が向上した。農作物には小麦,トウモロコシ,コーリャン,豆類,綿花などがある。また,工業が盛んとなり,東部に工業地域が形成された。製鋼,機械,化学などの工場があるが,特に農機具工場は省最大である。伝統工芸にもすぐれ,鉄器,織物,刺繍が知られる。史跡として,北宋時代に建立された八角十三層の塔,北斉時代に建立され清代に再建された相国寺,北宋の王宮跡といわれる竜亭などがある。人口 419万 3256,うち市区人口 70万 442 (1990) 。

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