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カディマ かでぃま

知恵蔵の解説

カディマ

2005年11月にイスラエルの当時の与党リクードの党首であったシャロン首相が創設した新政党。ヘブライ語で「前進」を意味する。ヨルダン川西岸のパレスチナ人の人口密集地からの一方的な撤退を主張した。将来のパレスチナ国家との国境線として想定されているのが、シャロン政権の下で始められた分離壁である。06年1月にシャロンが意識を失った後は、オルメルト元エルサレム市長が党首代理となり、3月の総選挙では第1党となった。5月には第2党となった労働党などと連立政権を樹立した。しかし、7月から8月にかけての対ヒズボラ作戦は失敗であったとの見方が広がっており、政権の基盤が揺らいでいる。

(高橋和夫 放送大学助教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

カディマ

シャロン首相が昨年11月にリクードを離党し、同党や労働党などから議員を集めて結成。党名はヘブライ語で「前進」の意味がある。占領地からの撤退に反対するリクードに見切りをつけ、パレスチナとの「国境」を画定する「土台づくりに取り組む」ためといわれている。今年1月初めにシャロン氏が意識不明の重体に陥り、同氏1人の人気に頼って右から左までが寄せ集まった「カクテル政党」の崩壊が懸念されたが、オルメルト首相代行の下で結束を維持している。

(2006-03-29 朝日新聞 夕刊 2総合)

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