カニクイイヌ(読み)かにくいいぬ(英語表記)crab-eating dog

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カニクイイヌ
かにくいいぬ
crab-eating dogsavanna foxzorro
[学]Dusicyon thous

哺乳(ほにゅう)綱食肉目イヌ科の動物。外観がキツネとイヌのほぼ中間の種で、耳介は三角形で比較的小さく、尾は貧弱で先がとがる。頭胴長60~86センチメートル、尾長約30センチメートル、体毛は粗く、胴は淡色と暗色の霜降りよりなる黄灰色ないし灰褐色で、背筋に鮮明な黒線がある。耳端と後足の後面は暗色。コロンビア、ベネズエラからブラジル、アルゼンチン、ウルグアイまでの森林の辺縁、疎林、草原に単独または一対ですみ、夜間に活動する。1腹2~5子。名のとおりカニも食べるが、主食はネズミ、バッタなどの昆虫、果実である。またトカゲ、カエル、カモの雛(ひな)と卵なども食べる。温和でなれやすいため、現地ではよく飼われる。[今泉吉典]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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