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カリフォルニア海流 カリフォルニアかいりゅうCalifornia Current

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カリフォルニア海流
カリフォルニアかいりゅう
California Current

カナダおよびアメリカ西岸に沿いゆっくり (1ノットぐらい) 南流する幅広い海流。その西限ははっきりしないが,一般には便宜上海岸から 1000kmのところとする。亜寒帯海流によってつくられ,北太平洋における時計の針回りの環流の東側を構成し,中央アメリカ沖で西へ方向転換して北赤道海流となる。この海流は寒流性で,カリフォルニア沖の水温,塩分は比較的低い。この海域に顕著な現象として湧昇流があり,深層の養分に富む低温の水が表面に上昇してくる。そのためカリフォルニア沖は生物生産力が高く,北アメリカ大陸西岸の気候は東岸に比べ寒冷である。特に春から夏は北寄りの風が卓越し,表層の水は沖合いに押しやられ,下層水の湧昇が顕著になる。北寄りの風が弱い秋から冬にかけては,この海流と逆にカリフォルニア沖合いを北流するデービッドソン海流と呼ばれる反流が現れる。

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百科事典マイペディアの解説

カリフォルニア海流【カリフォルニアかいりゅう】

米国,カリフォルニア州沖合約700kmを中心として南下する水温,塩分の低い寒流。幅は広いが流速は遅く約0.5ノット程度。北北西風がこの海流域に4〜5月ごろ卓越し,沿岸域表層水が沖合のほうへ移動し下層水の湧昇(ゆうしょう)が発達する。

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世界大百科事典内のカリフォルニア海流の言及

【海流】より

…この東西に流れる海流と沿岸の海流は閉じた循環を形成している。例えば北半球の太平洋にはほぼ中央に北赤道海流が西向きに流れ,それに続いて日本近海を黒潮,その先に北太平洋海流が東流してそれが北アメリカ西岸のカリフォルニア海流となって南下し,さらに北赤道海流の東端に連なって一巡する。これが亜熱帯循環と呼ばれるものであるが,大西洋においても同様に北赤道海流,湾流,北大西洋海流,カナリア海流がやはり時計回りの循環を構成している。…

※「カリフォルニア海流」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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