環流(読み)カンリュウ

デジタル大辞泉 「環流」の意味・読み・例文・類語

かん‐りゅう〔クワンリウ〕【環流】

[名](スル)
めぐり流れること。また、その流れ。「血液体内環流する」
大気海水の地球規模の大きな流れ。
一度流れ込んだものが、再び元に返っていくこと。「投下された外国資本が形を変えて故国環流する」

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精選版 日本国語大辞典 「環流」の意味・読み・例文・類語

かん‐りゅうクヮンリウ【環流】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 水もしくは空気の流れなどが、めぐり流れること。
    1. [初出の実例]「如此き地形なれども、河流は処々に環流して、運漕用水には乏しからず」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四)
    2. [その他の文献]〔説苑‐雑言〕
  3. 一連海流からなる、海洋の大循環系をいう。亜寒帯環流、亜熱帯環流、極流など。

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普及版 字通 「環流」の読み・字形・画数・意味

【環流】かんりゆう(くわんりう)

うずまき流れる。〔説苑雑言孔子、呂梁をる。懸水四十仞、九十里。魚(ぎょべつ)もぐること能はず、(げんだ)も敢て居らず。

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栄養・生化学辞典 「環流」の解説

環流

 蒸留装置冷却器をつけて蒸留した蒸気を凝縮して,その一部もしくは全部を蒸留装置にもどすこと.

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