カルバドス(読み)かるばどす(英語表記)calvados フランス語

デジタル大辞泉 「カルバドス」の意味・読み・例文・類語

カルバドス(〈フランス〉calvados)

フランス北部ノルマンディー地方のカルバドス県特産の、りんご酒から造るブランデー

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精選版 日本国語大辞典 「カルバドス」の意味・読み・例文・類語

カルバドス

  1. 〘 名詞 〙 ( [フランス語] calvados ) フランス、ノルマンディー産のりんご原料としたブランデー。

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改訂新版 世界大百科事典 「カルバドス」の意味・わかりやすい解説

カルバドス
calvados[フランス]

北フランス,ノルマンディー地方カルバドス県産のアップルブランデー。シードルリンゴ酒)を,コニャックと同様にシャラント型のポットスチルで2回蒸留し,オークの樽に詰めて熟成させたものだが,この呼称を許されるのはオージュ地方とその周辺の指定された地区のものに限られ,それ以外はオードビシードルの名で呼ばれる。カルバドスはこはく色で,独特の芳香があり,アルコール分40~45%,高級品には50%以上のものもある。日本では第2次世界大戦後,レマルクの小説凱旋門》の影響で人気が高まった。
ブランデー
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百科事典マイペディア 「カルバドス」の意味・わかりやすい解説

カルバドス

フランスのノルマンディー地方カルバドス県特産のアップルブランデー。一般にアップルブランデーはシードル(リンゴ酒)を数回蒸留し,アルコール分50〜60%の中留部分をとり,樽で数ヵ月熟成させる。カルバドスはフランスでは中級品で,食事をしながら飲むのが普通。
→関連項目ブランデー

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「カルバドス」の意味・わかりやすい解説

カルバドス
かるばどす
calvados フランス語

カルバcalvaともいい、フランス、ノルマンディー地方のカルバドス県でつくられる、りんご酒(シードル)を蒸留したブランデー。この地方は寒くてブドウの栽培に適さないため、りんご酒の生産が盛んである。カルバドスは、とくにペイ・ドージュ地区のものが有名で香気も高い。ほかの地区のものはリンゴ・ブランデーとよばれる。レマルク作『凱旋門(がいせんもん)』の主人公ラビック愛用の酒として日本では名を知られているが、フランスでは高級酒とされていない。

[秋山裕一]

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飲み物がわかる辞典 「カルバドス」の解説

カルバドス【calvados(フランス)】


フランス北西部のノルマンディー地方カルバドス県に産する、りんごでつくるブランデー黄褐色で、華やかな香りがある。アルコール度数は40~50度。

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栄養・生化学辞典 「カルバドス」の解説

カルバドス

 リンゴでつくるブランデーの一種.フランスのカルバドス県で生産されるもの.

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