キャミソール(その他表記)camisole

翻訳|camisole

デジタル大辞泉 「キャミソール」の意味・読み・例文・類語

キャミソール(camisole)

《「カミソール」とも》丈が腰までのスリップのような女性用下着

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精選版 日本国語大辞典 「キャミソール」の意味・読み・例文・類語

キャミソール

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語フランス語] camisole ) 女性用の下着の一つ。丈は胸の部分から腰くらいまであり、肩紐がついている。ペチコートと合わせて用いる。今は、下着としてでない着方も若い女性に見られる。
    1. [初出の実例]「上衣をロック、下着をカミソールといふ」(出典:紅毛雑話(1787)附録)
    2. 「そこで、キャミソールや、ブラジャーを着てみせるんやわ」(出典:遠い横顔(1954)〈永井龍男〉春の展示会)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キャミソール」の意味・わかりやすい解説

キャミソール
camisole

袖なしの女性用下着の一種ウエストまでの丈の短いもので,コルセットの上から着け,この上に表着を着ける。語源は亜麻製の下着の意のラテン語 camisiaに発するスペイン語 camisaの指示辞 camisola。 17世紀には英語でコルセットカバー corset coverとも呼ばれた。古くは肩をおおったが,のちには胸の上で水平に切られ,肩紐で吊って着るようになった。この襟ぐりの型はキャミソールネックラインと呼ばれ,夜会服などに用いられる。また,女性の寝室用の寝間着の上から着る,ウエスト丈のジャケット,男性の袖付きのジャージーの室内着をさすこともある。

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百科事典マイペディア 「キャミソール」の意味・わかりやすい解説

キャミソール

女性用の下着の一種。袖(そで)なしの胴着で丈(たけ)は腰下まで。ドレスのすべりをよくするためのもので,ペティコートと組み合わせてスリップの代りに用いられることが多い。
→関連項目下着

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世界大百科事典(旧版)内のキャミソールの言及

【下着】より

…ファウンデーションは女性用で,ブラジャー,ウエストニッパー,ボディスーツ,コルセット,ガードルなど胸やウエスト,腹部などをひきしめ,ヒップ・アップなど体型を整えるために用いられ,伸縮性と体に密着する性質をもつ素材でつくられる。ランジェリーも女性用でスリップ,キャミソール,ペティコートなどがあり,上に着る衣類のすべりをよくし,汚れや傷みを防ぐために用いる。またスカートの広がりなど流行のラインに合わせたり,装飾のためにも用いられる。…

※「キャミソール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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