キュウリモザイクウイルス

百科事典マイペディア の解説

キュウリモザイクウイルス

略称CMV。植物ウイルス一種キュウリをはじめ,双子葉・単子葉の草本木本(もくほん)の45科,190種以上の植物に寄生し,モザイク病を引き起こす。アブラムシによって伝染するが,機械的接種もできる。ウイルス粒子は3種あり,感染にはそのすべてが必要である。いずれも直径30nmの球状で,外被タンパク質は共通だが,内部に含まれる1本鎖RNAの種類塩基配列)が異なる。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

106万円の壁

会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...

106万円の壁の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android