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クロセチン crocetin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クロセチン
crocetin

化学式 C20H24O4 。安定なトランス形は融点 285℃の赤褐色結晶。サフランの柱頭にジゲンチオビオース配糖体のクロシンとして存在する。一種のカロテノイド色素であるが,2個のカルボキシル基をもっていて,ピリジンなどの有機塩基溶媒や,ごく希薄な水酸化ナトリウム溶液などには塩をつくって溶けるが,水や普通の有機溶媒にはごくわずかしか溶けない。クチナシ属の果実にもクロシンが含まれていて,これらの植物は古くは黄色染料として利用されたことがある。また,クロシンとクロセチンジメチルエステルが緑藻群の有性世代生殖に関係することが 1940年に R.クーンによって示された。

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