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ヘキサン hexane

翻訳|hexane

デジタル大辞泉の解説

ヘキサン(hexane)

炭素数が6個のメタン系炭化水素。ガソリンの成分の一つで、無色透明の液体。5種の異性体がある。化学式C6H14
[補説]異性体は、n-ヘキサンCH3CH2CH2CH2CH2CH3・イソヘキサンCH3CH(CH3)CH2CH2CH3(2-メチルペンタン)・3-メチルペンタンCH3CH2CH(CH3)CH2CH3・ネオヘキサンCH3C(CH32CH2CH3(2,2-ジメチルブタン)・ジイソプロピルCH3CH(CH3)CH(CH3)CH3(2,3-ジメチルブタン)。

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栄養・生化学辞典の解説

ヘキサン

 C6H14 (mw86.18).CH3(CH2)4CH3

 溶媒として油脂の抽出などに使われる.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ヘキサン【hexane】

炭素数6個のアルカン(脂肪族鎖式飽和炭化水素)。化学式C6H14。表に示す5種の異性体がある。無色透明で安定な液体。天然ガソリンまたは直留ガソリンの精密蒸留などの操作を経て得られる。化学反応性は弱い。ベンジンの一成分として混合物のまま油脂の抽出溶剤,精油希釈剤,ゴムのり溶剤などに用いられる。【中井 武】

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

ヘキサン【hexane】

炭素数六個のアルカンの総称。分子式 C6H14 五種の異性体があるが、いずれも無色透明の可燃性液体。有機化合物、特に無極性物質の溶媒として広く用いられる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヘキサン
へきさん
hexane

アルカンに属する炭素6個の炭化水素の総称。5種の異性体が知られているが、普通、ヘキサンというと直鎖状のn‐ヘキサンをさす。n‐ヘキサンは石油エーテルあるいはリグロインの主成分である。無色揮発性の液体で弱いにおいがある。マウスに対する致死量は4万ppm。水銀のかわりに温度計の液体として用いられる。吸入すると気管を刺激する。高濃度では麻酔性を示す。水には不溶。エーテル、クロロホルムに可溶。溶剤として用いられるが、化学的用途としてとくに重要なものではない。[佐藤武雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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