クロマメノキ(黒豆木)(読み)クロマメノキ(英語表記)Vaccinium uliginosum; blue berry

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クロマメノキ(黒豆木)」の意味・わかりやすい解説

クロマメノキ(黒豆木)
クロマメノキ
Vaccinium uliginosum; blue berry

ツツジ科の落葉低木。北半球冷温帯高山に広く分布し,日本では北海道,本州中部以北の高山に自生する。高さ約 1mに達し,多くの小枝を出し葉を密につける。葉は小さく倒卵形で,下面は白色を帯びる。夏,枝先に数個の花をつける。花冠は淡紅白色,壺形で先が浅く5裂し,中におしべ 10本,めしべ1本がある。果実球形液果で直径6~7mm,熟すると黒紫色になる。果実は生で食べたり,ジャムや果実酒の原料にする。浅間山の近くではアサマブドウと呼ばれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android