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グルーレ Hans Walter Gruhle

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世界大百科事典 第2版の解説

グルーレ【Hans Walter Gruhle】

1880‐1958
ドイツ精神医学者で,了解心理学精神病理学の代表者の一人。1905年ハイデルベルク大学精神科に入り,約30年間そこにとどまってハイデルベルク学派の興隆に寄与した。その学問的生涯は,多難な時代の刻印を帯びながら批判精神と誠実さで貫かれ,後輩にあたるヤスパースから〈精神医学における科学的良心〉と評された。主著は《了解心理学》(1948)。【宮本 忠雄

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のグルーレの言及

【非行】より

…このような経緯をへて応報的刑罰に代わり,個人的な理解を中心とした人間的・心理的な取扱いがなされはじめ,処遇treatmentと呼ばれるようになった。20世紀に入ると,ドイツのグルーレやアメリカのヒーリーW.Healyらを嚆矢(こうし)として,非行原因の実態調査を基礎に処遇を行う科学主義が導入され,さまざまな分野において科学的研究が活発に進められた。その結果,非行の原因は単一ではなく,精神的・心理的・身体的・社会的・経済的・政治的などの要因が有機的に複雑に関連していることが明らかにされた。…

【ハイデルベルク学派】より

…20世紀の10年代から20年代にかけて,ドイツのハイデルベルク大学を舞台に,主として精神病理学の分野で活動した研究者の集団。ウィルマンスK.Wilmanns(1873‐1945),グルーレヤスパース,マイヤー・グロースW.Mayer‐Gross(1889‐1961),ベーリンガーK.Beringer(1893‐1949)らが主要メンバーである。その精神的中心はヤスパースで,彼が《精神病理学総論》(1913)で展開した現象学や了解心理学の方法は,それまで外側からの客観的記述にとどまっていた精神分裂病や躁鬱(そううつ)病など内因性精神病の研究を,その内的体験について解明する方向へと推し進めた。…

※「グルーレ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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