ケット

デジタル大辞泉 「ケット」の意味・読み・例文・類語

ケット

《「ブランケット」の略》毛布。 冬》
中央に白い―が敷いてあって」〈花袋・妻〉

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精選版 日本国語大辞典 「ケット」の意味・読み・例文・類語

ケット

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ブランケット」の略 ) 毛布。また、外套のかわりや敷物に用いた、毛氈(もうせん)のようなものもいった。《 季語・冬 》→赤ゲット
    1. [初出の実例]「唐糸買人ををく、直だん少し上る、ケット大商ひあり」(出典:日新真事誌‐明治五年(1872)三月一九日)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケット」の意味・わかりやすい解説

ケット
Ket(Kett), Robert

[生]?
[没]1549.12.7. ノリッジ
1549年7月イギリスのノーフォークで勃発した農民反乱指導者。なめし皮業を兼営する富裕なヨーマンリーであったが,共有地エンクロージャーに反対する農民先頭に立つ。一時は1万 6000人の勢力でノリッジを占領したが,捕えられ,弟ウィリアムとともに刑死

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世界大百科事典(旧版)内のケットの言及

【角巻】より

…地域によっては三角形に折ることもある。角巻を〈ケット〉とか〈フランケ〉とよぶ地域があるが,この名は毛布の英語ブランケットblanketにちなむ。【日浅 治枝子】。…

【毛布】より

…本来太い紡毛糸を用いるが,現在では綿糸や化繊,混紡糸も使われる。英語ではブランケットblanketといい,14世紀にイギリス人トマス・ブランケットが初めて織り出したことに由来する,といわれるが確かではない。またフランス語のブランシェblanchet(白い毛織物)がイギリスでブランケットとなり,縮絨(しゆくじゆう),起毛を施した長い毛羽(けば)のある織物をいうようになった,との説もある。…

※「ケット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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