ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノリッジ」の意味・わかりやすい解説
ノリッジ
Norwich
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
イギリス,イングランド東部,ノーフォーク州にある商工業都市で州都。地名は〈北の町〉の意。ノリッチともいう。人口12万9500(2006)。イェア川との合流点に近いウェンサム川河畔に位置し,イースト・アングリアの肥沃な農業地帯の中心として,牛や穀物の取引が活発なほか,農業機械,繊維,製靴,食品などの工業も行われる。古くから市場町として発達し,ローマ時代には郊外のカイスターに町が建設された。その後9世紀に王立都市となり,デーン人の侵入以後もその影響下で繁栄,ノルマン征服時にはイングランドの大都市に成長していた。また14世紀中期からはフランドルの織布工が移住してきたため,羊毛工業の中心となったが,産業革命以後はヨークシャーにその地位を奪われた。1094年にセットフォードから司教座が移されて以後は宗教都市としても重要で,ゴシック式尖塔を有する大聖堂がある。ノルマン式のノリッジ城は博物館となっている。
執筆者:長谷川 孝治
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
イギリス、イングランド東部、ノーフォーク県の県都。ノーリッチとも発音する。人口12万1553(2001)。イエア川支流ウェンサム川に臨む。14世紀以来ウーステッド織が盛んであるが、産業革命(18世紀)以降はヨークシャーに押され、現在では靴製造が産業の中心。ほかに農業機械、印刷、食品などの工業がある。サクソン人の時代に町ができ、ノルマン・コンクェスト(1066)以後、大聖堂や修道院ができて発展し、1158年都市の勅許を得た。14~16世紀にフランドルの織工が数多く移住し、18世紀まで羊毛工業で栄えた。ノルマン様式をとどめる大聖堂、12世紀のノルマンの城が残り、英雄ネルソンの学んだグラマー・スクール(16世紀創立)、イースト・アングリア大学(1961創立)などがある。
[久保田武]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新