ケルプ(読み)けるぷ

デジタル大辞泉 「ケルプ」の意味・読み・例文・類語

ケルプ(kelp)

大形の褐藻類
コンブなどの海藻を低温で焼いた灰。ヨードなどの原料海藻灰

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精選版 日本国語大辞典 「ケルプ」の意味・読み・例文・類語

ケルプ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] kelp ) 昆布などの海藻を蒸し焼きにした灰。ヨードの原料とする。海藻灰。

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ダイビング用語集 「ケルプ」の解説

ケルプ

元来の日本語訳は海草一般のことだが、ダイビング世界でこれが使われる時はカリフォルニア沖の太平洋に生息する巨大な海草=ジャイアントケルプをピンポイントで意味する。ラッコやアザラシなどユニークな生物が見られる場所として日本でもその存在はかなり浸透しつつある。[用例] ケルプの森の住人たち。

出典 ダイビング情報ポータルサイト『ダイブネット』ダイビング用語集について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケルプ」の意味・わかりやすい解説

ケルプ
kelp

コンブ科に属する大きな海藻類をまとめて呼ぶ通称。転じて,海藻,主としてマクロキスチスなど大型の褐藻類を焼いた灰をいう。この灰は昔はガラス工業や石鹸製造のソーダ原料に用いられたが,今日ではヨードの原料としてわずかに用いられるだけとなった。

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