法則の辞典 「ケルヴィン波」の解説 ケルヴィン波【Kelvin wave】 海洋学では,比較的限られた水塊における波の進行形式の一つである.コリオリの力の影響を受けるため,北半球では進行方向の右側,南半球では左側の波高が大きくなる. 気象学においては,熱帯擾乱の理論によって赤道上に存在が予言された大気の重力波であり,実際に観測もされた.これは海洋学においての名称の転用である. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報