コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

コウモリバエ

2件 の用語解説(コウモリバエの意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

コウモリバエ

双翅目コウモリバエStreblidaeに属する昆虫の総称,またはこのうちの1種を指す。小型のハエで,体長1.5~3mm。この科はクモバエに近縁なグループと考えられているが,複眼の個眼の数が多いこと,よく発達した翅をもつこと,胸部や腹部が扁平でないことなど,多くの点でクモバエより一般的な双翅目の特徴をよく保持している。多くはコウモリ外部寄生するが,Ascodipterinae亜科に属するものの雌では,翅も脚も脱落したうじのような形でコウモリの皮下組織入り込み,内部寄生者のような生活を行う。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コウモリバエ
こうもりばえ / 蝙蝠蠅
bat flies

昆虫綱双翅(そうし)目短角亜目ハエ群蛹生(ようせい)類のコウモリバエ科Streblidaeの総称、またはそのなかの1種。この科はコウモリ類に寄生して吸血するハエ類で、頭部は小さく、複眼は痕跡(こんせき)的で単眼はない。触角は小さく、触角窩(か)の中に収まる。口吻(こうふん)は短小で、小腮鬚(しょうさいしゅ)は円盤状。胸部は丸く鶏卵状。はねの発達は種類により異なる。脚(あし)はじょうぶで、各腿節(たいせつ)は太い。代表種コウモリバエTrichobius molossusは、体長3~4ミリメートル、翅長2.5~3ミリメートル。体は毛深く、はねとともに一様に黄褐色。腹部は細い。はねは半透明で翅端部は丸みを帯びる。[伊藤修四郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のコウモリバエの言及

【ハエ(蠅)】より

…成虫の口器は退化し,幼虫はウマの消化管に寄生するウマバエ科(ウマバエ)など,蛹生群には,おもに鳥類,哺乳類に寄生し吸血するシラミバエ科(シラミバエ(イラスト))。成虫がコウモリに寄生するコウモリバエ科(コウモリバエ)とクモバエ科(クモバエ)などが含まれる。このほか,アフリカには原虫性疾患のトリパノソーマ症を媒介するツェツェバエ科(ツェツェバエ(イラスト))が生息する。…

※「コウモリバエ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

コウモリバエの関連キーワード牛蠅蝙蝠羽織寄生蠅刺蠅肉蠅縞蠅虱蠅蚤蠅羊蠅鼈甲蠅

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone