コンピューター・ゲーム(読み)コンピューターゲーム

百科事典マイペディア 「コンピューター・ゲーム」の意味・わかりやすい解説

コンピューター・ゲーム

コンピューター技術を利用したゲームの総称出力ブラウン管を使用したものはテレビ(またはビデオ)・ゲームとも呼ばれる。形態上三つに大別される。第1はゲームセンターなどに設置された業務用のもので,1972年に米国のアタリ社から発売された〈ポン〉に始まり,日本では1979年に登場した〈スペース・インベーダー〉のブームによって定着した。第2は汎用コンピューターを使用するもので,米国で1955年ころより進められた人工知能研究の発展形態として生まれた。第3は出力に家庭のテレビを利用したゲーム専用機で,1970年代初頭から存在したが,日本では1985年に任天堂から〈ファミリーコンピューター〉が発売されて爆発的な人気を得,近年では記憶媒体CD-ROMを用いたものもある。ゲームの内容にはチェスなど既存のゲームを応用したもの,ゲーム者が登場人物になりかわって物語を進める〈ロールプレイング・ゲーム(RPG)〉と呼ばれるもの,格闘技やカー・レースなどのシミュレーションを行うものなどがある。また1980年以降,液晶画面を用いた携帯型のゲーム専用機も普及している。
→関連項目バーチャルアイドル

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