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コーポラティズム corporatism

翻訳|corporatism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コーポラティズム
corporatism

協調主義。多元主義あるいは二元主義 (デュアリズム) に対抗する概念。特にヨーロッパの政治に見られる現象で,特に頂上団体政府の結び付きが強いケースを指す。 P.シュミッターによれば,コーポラティズムの特徴は,(1) 数の限定,(2) (分野内の) 単一性,(3) (加入) 義務性,(4) 非競争性,(5) 階等的秩序,(6) 職能的分化,(7) 国家による承認,(8) 独占的代表,(9) 指導者の選択や利益表明に関する統制,などである。多元主義が,「対立・競争」などに注目してきたのに対して,コーポラティズムでは「協調」に注目した。 G.レームブルッフにおいては政策形成の一つの型と考え,「巨大な利益組織の表出 (もしくは媒体) のみならず,価値の権威的配分と,そのような政策の執行においても,相互にかつ公的権威と協力する」と定義している。

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大辞林 第三版の解説

コーポラティズム【corporatism】

政府の経済政策の決定や執行の過程に企業や労働組合を参加させる考え方や運動。

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世界大百科事典内のコーポラティズムの言及

【トニオーロ】より

…ピサ大学の経済学教授。教皇レオ13世の回勅〈レルム・ノウァルム〉の影響のもとに自由主義をも社会主義をも否定し,中世同業ギルドに理想的な社会秩序を認める社会理論であるコーポラティズムを唱えた。また〈国際社会研究連合〉を設立し,特にキリスト教民主主義の理論化とカトリック系労働組合の組織化に貢献した。…

【ファンファーニ】より

…ミラノのカトリック大学卒業後,1936年より同大学経済史教授。カトリック特有の有機体的社会観に基づいて中世同業ギルドに理想的な社会構成原理を見いだし,自由競争や階級闘争といった近代的原理を超克しようとする社会理論であるコーポラティズムを説く。45年キリスト教民主党入党以来キリスト教的社会改革を唱える左派を形成し,デ・ガスペリに対抗。…

※「コーポラティズム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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