コールローン

デジタル大辞泉 「コールローン」の意味・読み・例文・類語

コール‐ローン(call loan)

貸し手からみたコール資金

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精選版 日本国語大辞典 「コールローン」の意味・読み・例文・類語

コール‐ローン

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] call loan ) コールを貸し手からみていう呼称。コール貸付金。要求払短期貸付金。〔外来語辞典(1914)〕

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百科事典マイペディア 「コールローン」の意味・わかりやすい解説

コール・ローン

コール市場資金貸手から見てコール・ローン借手からみてコール・マネーという。コール取引には有担保と1985年に導入された無担保があり,有担保の期間は無条件物(原則として取引翌日に決済されるが,その時点まで取引当事者の一方から回収または返金通告がない場合には自動的に継続される)および2日物から6日物がある。無担保の期間は翌日物(貸出しの翌日回収される)から1年物までに限定される。銀行にとって,現金に次ぐ支払準備とされている。→コール・レート
→関連項目銀行公社債投資信託支払準備金短期金融市場

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投資信託の用語集 「コールローン」の解説

コールローン


短期市場における資金の貸し手側から見た運用資金のこと。極めて短期(通常1日)の資金をやりとりするコール市場において、資金の貸し借りが行われるが、その際の貸し手側から見たお金をコールローンといい、借り手側から見るお金をコールマネーという。投資信託の場合、短期の資金運用としてコールローンが活用される。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コールローン」の意味・わかりやすい解説

コールローン

日本的呼び名で,コール (短期資金) を貸手 (出し手) 側からみたもの。逆にこれを借手 (取り手) の側からはコールマネーというが,いずれも日本的慣習で,イギリスではこのような短期貸しを money at callという。 (→コール市場 )

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世界大百科事典(旧版)内のコールローンの言及

【コール市場】より

…コール市場における取引は,すべて短資会社を相手として行われる。資金の貸手(出手)は資金(コール・ローン)を短資会社あてに放出し,借手(取手)は資金(コール・マネー)を短資会社から取り入れるのであり,短資会社はこの間の出合いを自己勘定でつけている。 日本には資金偏在といわれる現象が存在し,コール市場において,都市銀行が取手となり,都市銀行以外の金融機関が出手となるというパターンが固定化してきたという特色がみられる(〈資金ポジション〉の項参照)。…

【コール・レート】より

…銀行間どうしの資金過不足の調整の場であるコール市場で成立する貸借(出し手からみた場合コール・ローン,取り手からみた場合コール・マネーという)の金利をいい,刻みは1/16%。通常は資金の出し手(=運用者)の金利で表示されるが,取り手(=調達者)の金利はそれに短資マージンに相当する1/16%を加えたものとなっている(ただし短資業者はコール資金のディーリングを行っているのでこの1/16%は確定マージンではない)。…

※「コールローン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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