ゴマキ(読み)ごまき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ゴマキ」の意味・わかりやすい解説

ゴマキ
ごまき / 胡麻木
[学] Viburnum sieboldii Miq.

スイカズラ科(APG分類:ガマズミ科)の落葉低木または小高木。高さ2~8メートル。葉は楕円(だえん)形。花序円錐(えんすい)形で大きく、花は白く、4、5月に開く。果実は8、9月に赤く熟し、のちに黒く熟す。核は腹側に1本の深い溝がある。日本特産種で、山地の向陽地に生え、太平洋側の本州四国、九州に分布する。名は、葉や枝などに強いゴマの臭気があることによる。北陸から東北地方には、葉の幅が広く、花序も大きくなる変種マルバゴマキが分布し、山地の林内に生える。

[福岡誠行 2021年12月14日]


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