サクソルン

百科事典マイペディア 「サクソルン」の意味・わかりやすい解説

サクソルン

金管楽器一種サックスホルンともいう。サクソフォーン考案者A.サックスが1845年ころ軍楽隊のために考案。高音から低音まで小ビューグル,ビューグル,アルトバリトン,ユーフォニアム(ユーフォニウム),中バス,大バスの7種があり,音質や性能の均一化をめざした。バルブ付きで奏法は容易,音は大きく柔らかい。高音域のものはビューグル,中音域のものはホルン,低音域のものはチューバの類とみなされる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サクソルン」の意味・わかりやすい解説

サクソルン
saxhorn

楽器製作者 A.サックスが 1845年にパリで発表し,特許を取った一連のブラス管楽器。変ホ管ソプラニーノから変ロ管コントラバスまで7種類ある。バリトン以下の低音楽器のみ比較的成功し,今日ではチューバ属に含められる。

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世界大百科事典(旧版)内のサクソルンの言及

【角笛】より

…19世紀には弁やキーなどの付加により演奏能力の向上が図られた。サクソルン,チューバなどの新楽器も,ビューグル改良の試みを徹底的に推し進めた結果の産物と見ることもできる。なお今日では,複雑な転調や変化音も自在にこなす本格的設計のビューグルと,前述の信号ラッパとの中間ともいえそうな,簡易な設計のビューグルも作られており,パレード等のビューグル・バンドはこれを用いることが多い。…

※「サクソルン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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