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サハーバ ṣaḥāba

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世界大百科事典 第2版の解説

サハーバ【ṣaḥāba】

預言者ムハンマドの教友のこと。狭義にはムハンマドと苦楽を共にしながらイスラムの礎石を築いた人々であるが,一般には,ムハンマドの生存中に,たとい幼児であっても彼に1度でも接した人すべてをいう。イスラムにおいて,サハーバが重要な意味をもつのは,サハーバが,預言者のスンナ(範例,慣行)を伝えるハディースの伝承の過程を記したイスナードの冒頭の人物になるためで,後世,その伝記(タバカート)が尊重された。ムハンマドの言行を直接見聞したサハーバが,次の世代にその言行を伝えて初めてハディースが成立する。

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世界大百科事典内のサハーバの言及

【食客】より

…有力者はつとめてアスハーブおよび選ばれたマワーリーと食事をともにし,財貨を分け与え,必要の際の忠誠を期待した。アッバース朝第2代カリフのマンスール(在位754‐775)は,ウマイヤ朝時代のシリア軍将軍のほか若干の学者,ウマイヤ家の一族をバグダードの円城内に住まわせて優遇し,彼らは預言者ムハンマドの教友にちなんでサハーバとよばれた。第3代カリフのマフディー(在位775‐785)は,メディナからアンサールの子孫500人を招き,サハーバと同じく扱った。…

※「サハーバ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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