苦楽(読み)クラク

デジタル大辞泉 「苦楽」の意味・読み・例文・類語

くらく【苦楽】[書名]

日本の文芸誌。昭和21年(1946)11月大仏次郎が主宰して創刊。米国向けの海外版7冊を含む全45冊を刊行し、昭和24年(1949)9月終刊

く‐らく【苦楽】

苦しみと楽しみ。「苦楽を共にする」
[補説]書名別項。→苦楽

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精選版 日本国語大辞典 「苦楽」の意味・読み・例文・類語

く‐らく【苦楽】

  1. 〘 名詞 〙 苦しみと楽しみ。
    1. [初出の実例]「率土黎庶、苦楽不同」(出典:続日本紀‐神護景雲二年(768)三月)
    2. 「彼は夫、是は妻と、只一夜さの契(ちぎり)を結びて、百年(ももとせ)の苦楽を共にせんこと」(出典:読本椿説弓張月(1807‐11)続)
    3. [その他の文献]〔史記‐越世家〕

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普及版 字通 「苦楽」の読み・字形・画数・意味

【苦楽】くらく

苦しみと楽しみ。〔史記、越世家〕臣聞く、勾踐、は味を重ねず、百姓樂を同じうすと。此の人死せざれば、必ず國の患を爲さん。の越るは、腹心の疾なり。

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