サンタマリアデレグラツィエ教会(読み)サンタマリアデレグラツィエきょうかい

世界の観光地名がわかる事典 の解説

サンタマリアデレグラツィエきょうかい【サンタマリアデレグラツィエ教会】

イタリア北西部の大都市ミラノ(Milano)の市街に建つ、15世紀に創建されたルネサンス様式の赤いレンガ造りの教会スフォルツェスコ城の西にある。レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci、1452~1519年)の「最後の晩餐」のある教会として世界的に有名で、世界遺産に登録されている。また、1466~1490年の間に建てられたゴシック様式聖堂がある。「最後の晩餐」は、ドメニコ会修道院の食堂に描かれた、縦4.2m、横9.1mの巨大な壁画で、レオナルドは1495年に制作に着手し、1498年に完成した。傷みがひどかったため20年あまりをかけて修復が行われ、1999年から全面公開されている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報