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サーフィン さーふぃんsurfing

翻訳|surfing

知恵蔵の解説

サーフィン

ハワイの先住民、あるいはタヒチに住むポリネシア人が始めたという説がある。これをスポーツとして位置付けたのが、近代サーフィンの祖といわれるデューク・カハナモク。日本では1950年代後半から、主に在日米国人が湘南や外房の海岸で行うのを見て、若者が興味を示すようになった。64年には日本サーフィン連盟が発足、66年には千葉県鴨川町(現・鴨川市)で第1回全日本選手権が開催された。国際的にはプロのサーファーが活躍しており、中でもハワイのオアフ島ノースショアのパイプラインを中心として行われるトリプルクラウンは、プロサーキットの最高峰。また同じハワイのマウイ島では、ジョーズと呼ばれる何年かに1度のビッグウエーブだけを狙っているサーファーもいる。

(吉田章 筑波大学教授 / 2007年)

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デジタル大辞泉の解説

サーフィン(surfing)

サーフボードの上に立ち、バランスをとりながら、波に乗って楽しむスポーツ。 夏》「―に直立白馬躍る時も/風生

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百科事典マイペディアの解説

サーフィン

surf-ridingから転じた言葉。サーフボード(長さ3m,幅50〜60cm,厚さ8〜10cmくらいの木製またはウレタン製の板)に乗って行う波乗りポリネシア,なかでもハワイが起源。
→関連項目スケートボードスノーボード

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世界大百科事典 第2版の解説

サーフィン【surfing】

本来は波乗りのことであるが,現在は,浮力のある板(サーフボード)を使って沖合から波打ちぎわまで波乗りをする海のスポーツを意味するのが一般的である。1人でボードのみを使うもののほか,カヌーのようにパドル(櫂)を用いるサーフスキーや4人乗りの大型のサーフボードもある。ポリネシアの人々の古くからの遊びがその起源だといわれ,ハワイ諸島ではとくに活発に行われていた。1778年にハワイを訪れたキャプテン・クックが,そのようすを記録している。

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大辞林 第三版の解説

サーフィン【surfing】

サーフ-ボードの上に立ち、巧みにバランスをとりながら波のうねりに乗って楽しむスポーツ。波乗り。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サーフィン

サーフライディング」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サーフィン
さーふぃん
surfing

波乗りのことで、サーフボード・ライディングsurfboad ridingともいう。外海に面した海岸で高波をとらえ、波の斜面をサーフボードで滑り降りるスポーツ。ポリネシア人たちの間で古くから行われており、1778年ハワイを発見したキャプテン・クックの記録によると、王族を含めた島民がサーフィンを楽しんでいたようすが詳しく書かれている。このハワイのサーフィンが世界に広まったのは、ハワイ出身の水泳選手デューク・カハナモクDuke Kahanamoku(1890―1968)の努力に負うところが大きい。従来のサーフボードは木製で重く(56キログラム)、しかも長さが4.3~5.5メートルもあるボードであったから限られたスポーツであった。1950年代になって、ポリウレタンフォーム製のボードが開発されて、扱いやすくなり、サーフィン人口が急速に増えた。現在ハワイがその中心地であるが、南カリフォルニアやオーストラリアでも盛んに行われている。さらにペルー、メキシコ、フランス、イギリス、南アフリカ共和国など、サーフィンのできる条件を備えた国々に普及し、いまでは世界各地の海岸で楽しまれている。
 日本では1920年代の初めごろ、板を使っての波乗りが流行したことがあるが、本格的には、1960年(昭和35)ごろ在日アメリカ人に紹介されてからで、その後全国に普及した。
 サーフィンは1人でサーフボード(長さ1.5~2.7メートル・幅50~60センチメートル・厚さ7~10センチメートルの木またはポリウレタンフォーム製)の上に乗って両手でバランスをとりながら波乗りするのが一般的であるが、このほかベリーボードサーフィン(ボードに腹ばいになる)、ニーボードサーフィン(ボードに膝(ひざ)で座る)、用具を用いないボディーサーフィンがある。その他の用具としては空気入りゴムマットを利用するもの、カヌーやカヤックを用いるものなどもある。
 ボードは身長、体重、経験、サーフィンの種類また個人の好みに応じて選ぶが、オーダーもできる。人造ゴム製のウェットスーツも改良・開発が重ねられ、現在では季節に関係なく、一年中サーフィンができるようになった。
 1956年オーストラリアのトーケイ海岸で第1回国際サーフカーニバルが開かれたが、日本では1966年千葉県鴨川(かもがわ)で第1回選手権大会が開かれ、同年秋日本サーフィン連盟が発足した。[石井恒男]

ルール

おもな種目はショートボード、ロングボード、ボディーボード(長さ152.4センチメートル以下)の3種類。競技方法は、1ヒート2~5人の選手が入水し、形状のよい大きな波を利用したライディングや水面の軌跡(マニューバー)などの演技を行う。競技者は適当な位置までパドルして行き波に乗るが、先に乗った者に優先権がある。1ヒートは12分以上で、得点は0.1ポイント刻みの10点満点。通常、4~5人のジャッジで採点を行い、最高得点と最低得点を除いた点数の平均点が得点になる。また、優先権のある選手に対する妨害などがあった場合、取得した点が集計から除外されたり、減点されるなどのペナルティーが科せられる。2016年(平成28)時点で日本サーフィン連盟が採用している競技規定による。[編集部]

その後の動き

2020年開催予定のオリンピック東京大会では、開催都市が実施を提案する追加種目5競技18種目の1競技として、サーフィンの2種目が初めて採用された。種目はショートボードの男女2種目。会場は千葉県釣ヶ崎(つりがさき)海岸(一宮(いちのみや)町)が予定されている。
 2016年(平成28)8月時点で、国内の愛好者はおよそ200万人、競技登録者は1万2235人である。2015年には、日本の大原洋人(おおはらひろと)(1997― )選手が全米オープンで初優勝を遂げ、オリンピック東京大会での活躍が期待されている。[編集部]
『牛越峰統著、中和房監修『DVDで超速マスター サーフィン&ボディボードテクニック』新版(2003・成美堂出版) ▽アンドレア・マクラウド著、藤牧智子訳『サーフィン・ガール入門――世界の女性トップ・サーファーたちが教える波乗りガイド』(2006・ブルース・インターアクションズ) ▽栗林了二監修『サーフィン・スピードアップ・バイブル――レベルアップにはライディング・スピードは欠かせない』(2006・スキージャーナル) ▽山森恵子著、Nalu編集部編『サーフィン・レジェンド――サーフィンの歴史を築いた男達の物語』(出版社・文庫)』

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