シェイプド・キャンバス(読み)シェイプドキャンバス

百科事典マイペディア 「シェイプド・キャンバス」の意味・わかりやすい解説

シェイプド・キャンバス

1960年フランク・ステラ個展に際して用いた,従来矩形ではないキャンバスのこと。彼は,ジグザグに繰り返されるストライプの形に合わせて,端や中央部分を切り取ったキャンバスによる作品を発表した。以後,ケネス・ノーランドエルズワースケリーらによって活用され,絵画の平面性と半立体的な形体による力動感の追求のために用いられている。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android