シマサルナシ(読み)しまさるなし

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シマサルナシ
しまさるなし
[学]Actinidia rufa Planch. ex Miq.

マタタビ科の落葉藤本(とうほん)(つる植物)。ナシカズラともいう。近縁のサルナシに似るが、花序、萼片(がくへん)、子房に赤褐色の柔毛を密生し、液果は4センチメートルほどと大きいので、区別できる。5月、白色花を開く。液果は淡緑色で9月ころ熟し、食べられる。海岸近くの林に生え、四国、九州から沖縄に分布する。[杉山明子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のシマサルナシの言及

【サルナシ】より

…実生,挿木で容易にふえるが,庭木としては強い刈込みが必要である。 マタタビ属Actinidiaは東アジアを中心に20種あまりが分布するが,そのうちサルナシの近縁種には本州南部から沖縄に分布するシマサルナシA.rufa (Sieb.et Zucc.) Planch.,中国のシナサルナシA.chinensis Planch.,台湾のタイワンサルナシA.formosana Hayataなどがある。シナサルナシは大果薄皮で甘味と香気があるため,ニュージーランドで新しい果樹のキーウィフルーツとして育成・栽培されるようになった。…

※「シマサルナシ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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