シマジン(英語表記)Simazin

  • simazine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

CATともいう。正式化学名2,4-ビス (エチルアミノ) -6-クロロ-1,3,5-トリアジン。除草剤白色結晶融点 226~227℃,水に難溶,メタノールなどにやや溶ける。非ホルモン型根部吸収移行性の土壌処理剤で,畑作の雑草防除に用いる。土壌表面に吸着されるのでおもに雑草発芽時に殺草作用が高く,生育中の茎葉からの吸収はなく最も接触害が少い。

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世界大百科事典 第2版の解説

1955年,スイスのガイギー社によって開発されたトリアジン系除草剤CATともいう(2‐chloro‐4,6‐bis(ethylamino)‐1,3,5‐triazineの略称)。光合成阻害を主要な作用機構とする除草剤で,畑作,果樹園,非耕地の雑草防除に用いられる。シマジンのほかに,アトラジン(商品名ゲザプリム,Primatol A),シメトリン(商品名ギーボン),アメトリン(商品名ゲザパックス),プロメトリン(商品名ゲザガード,Primatol Q),ジメタメトリン(混合剤アビロサンの一成分)などの同系列の除草剤が開発されている。

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化学辞典 第2版の解説

2-chloro-4,6-bis(ethylamino)-1,3,5-triazine.C7H12ClN5(201.66).代表的なトリアジン系除草剤の一つ.塩化シアヌルとエチルアミンとを反応させて合成する.白色の結晶.融点225~227 ℃.一般有機溶媒に難溶.果樹園,非農耕地に使用される非ホルモン系移行型の光合成阻害型除草剤として用いられる.トウモロコシには選択性を有し,薬害が認められない.LD50 5000 mg/kg(ラット,経口).[CAS 122-34-9]

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世界大百科事典内のシマジンの言及

【除草剤】より

…すなわち,イネには無害であるがメヒシバ,ノビエなどイネ科雑草に効果を示し,広葉雑草に対しても殺草作用を有するので,田植直後の水田除草剤として使用される。トリアジン系除草剤には多数の同族体が開発されており,シマジン,アトラジン,シメトリンなどは畑作,果樹園,非農地の除草に用いられる。とくにシマジン,アトラジンはトウモロコシには殺草活性を示さないことで知られている。…

※「シマジン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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