シャッフルボード(英語表記)shuffleboard

翻訳|shuffleboard

デジタル大辞泉 「シャッフルボード」の意味・読み・例文・類語

シャッフル‐ボード(shuffleboard)

直径18センチ、重さ400グラムの円盤を長さ2メートル程度の先端が二またになった棒(キュー)で押し出し、前方にある三角形得点エリアに入れるのを争う競技。各自4個の円盤を持ち、交互にシュートを行う。15世紀イギリスの貴族ゲーム起源とする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「シャッフルボード」の意味・わかりやすい解説

シャッフルボード
shuffleboard

平たい円盤(ディスク)を棒(キュー)で強く押して滑らせ,得点エリアに入れることを競いあうスポーツ。シャベルボードshovelboardともいう。15世紀ごろイギリスで生まれたゲームで,シャブグロートshovegroatなどと呼ばれ,貴族を中心に行われていた。航海の盛んな時代になって,最もポピュラーなデッキゲームとして船の甲板で楽しまれた。現在もクイーン・エリザベス2世号などの客船には,乗客レクリエーションのためにコートが設けられている。1913年ごろアメリカに紹介され,陸上にも施設がつくられて急速にひろまった。31年には全米シャッフルボード協会が設立されている。現在,会員は約6万人,公認コートは約4000ヵ所ある。アメリカ式のコートは,幅1.8m,長さ16mと細長く,両端に三角形の得点エリアが設けられている。ゲームはシングルスまたはダブルスで行う。まず,両者とも片方のコートの三角形の底辺部に,おのおの4枚ずつのディスクを並べ,反対側の得点エリアをめざして交互にシュートを行う。8枚のディスクを全部シュートし終わった時点で,得点エリアに完全に入ったディスクによって両者の得点を計算する。日本では,1969年日本レクリエーション協会が,体育館廊下などでできる簡易用具を開発した。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android