現代外国人名録2016 「マイケルジョンソン」の解説
マイケル ジョンソン
Michael Johnson
- 職業・肩書
- 元陸上選手(短距離) アトランタ五輪・シドニー五輪金メダリスト
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1967年9月13日
- 出生地
- テキサス州ダラス
- 学歴
- ベイラー大学
- 受賞
- アスリート・オブ・ザ・イヤー〔1990年〕,最優秀陸上外国人選手(トラック・アンド・フィールド誌)〔1993年〕,ジェシー・オーエンス賞(1995年度・1996年度)〔1996年・1997年〕,年間最優秀選手(国際陸連)〔1997年〕,サリバン賞〔1997年〕
- 経歴
- 1989年の全米選手権200メートルをはじめ、’90年全米学生選手権、グッドウィルゲームズ200メートル、’91年全米選手権200メートル、世界選手権東京大会200メートルなどで優勝をさらう。’92年バルセロナ五輪米国代表選考会では200メートルを19秒79で優勝したが、本大会では食中毒のため準決勝で敗退。’93年世界選手権シュトゥットガルト大会400メートル金メダル、1600メートルリレー世界記録で金メダル。’95年3月400メートルの室内世界記録44秒63をマーク。同年8月世界選手権イェーテボリ大会では200メートル、400メートル、1600メートルリレーを制し、史上初の3冠を達成した。’96年6月全米選手権400メートル優勝。200メートルは19秒66の世界記録で優勝したが、続くビズレーゲームズにおいてフレデリクスに敗れ、’94年7月以来続いていた連勝記録は21でストップ。同年7月アトランタ五輪では史上初の200メートルと400メートルの2冠を達成、200は直前の全米選手権の世界記録19秒66を0秒34も縮めた19秒32を叩き出し、400も43秒49の五輪記録で’89年から55連勝を記録した。’97年ナイキ社と6年間1200万ドルの条件で契約更新し話題に。同年6月世界最速の称号と100万ドルの賞金をかけて、カナダのドノバン・ベーリーと対決するが、途中棄権により敗北。同月パリ国際の400メートルで5位となり、連勝記録は56でストップした。同年世界選手権アテネ大会400メートルでは左足に痙攣を起こしながらも3連覇。’99年7月ローザンヌ国際陸上400メートルで優勝。同年8月世界選手権セビリア大会400メートル、1600メートルリレーで金メダルを獲得。400メートルは43秒18の世界記録。2000年3月陸上グランプリ大会300メートルで30秒85の世界記録をマークし優勝。同年7月全米選手権400メートルで優勝。同年シドニー五輪400メートル、1600メートルリレーで金メダルを獲得、400メートル2連覇は五輪史上初だった(1600メートルはメンバーのドーピング違反のため,2008年金メダル剥奪となった)。2001年スーパー陸上(横浜)を最後に引退。上体を立て驚異的なハイピッチで地面をはうように突き進む走法を特徴とした。薬物を使用したベン・ジョンソンと区別するため“クリーン・ジョンソン”と呼ばれたこともある。五輪で4個の金メダル、世界選手権は史上最多の9個の金メダルを獲得した。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報