シュート(読み)しゅーと(英語表記)shoot

翻訳|shoot

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュート」の意味・わかりやすい解説

シュート
Syut

カイロアスワンのほぼ中間北寄りに位置するナイル川西岸の古代都市。現アシュート。金狼頭の神ウェープウァウェト (ギリシア名オポイス) 神信仰の中心地であった。中王国時代 (前 2133頃~1786) ,上エジプト第 17ノモス首府であった。ヘレニズム時代のギリシア人はリュコポリス (「狼の町」の意) と呼んだ。古代から東西砂漠の隊商路の起点として商業上の利を得,中世のイスラム支配下においても,上質織物,果実,穀物をスーダン方面へ輸出し,奴隷,象牙染料を輸入する商業地として優位にあった。現アシュート市の背後石灰岩の丘には第 12王朝 (前 1991~1786) の岩窟墓が多数残存している。

シュート
Shute, John

[生]?
[没]1563
イギリス最初建築書『最初にして主要なる建築の基礎』 The First and Chief Groundes of Architecture (1563) の著者。同書によれば,彼は画家および建築家で,1550年ノーサンバーランド公によってイタリアに派遣されたという。ただし彼の絵画,建築作品は今日まったく知られていない。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「シュート」の意味・わかりやすい解説

シュート(植物器官)
しゅーと
shoot

植物学上は、一つの茎とそれについている葉とからなるまとまりをさし、苗条(びょうじょう)などの訳語がある。なお、園芸では徒長枝(過度に伸長した枝)をさすことが多い。

[編集部]

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