デジタル大辞泉 「ショービニスム」の意味・読み・例文・類語 ショービニスム(〈フランス〉chauvinisme) 《ナポレオン1世を熱狂的に崇拝したフランスの兵士の名Chauvinから》狂信的、排外的な愛国主義。盲目的愛国主義。→ジンゴイズム 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「ショービニスム」の意味・読み・例文・類語 ショービニスム 〘 名詞 〙 ( [フランス語] chauvinisme ) ( フランスの一兵卒ショーバン(Nicholas Chauvin)がナポレオンの帝政を礼賛したところから ) 熱烈で極端な愛国主義。狂信的で理性を失ったナショナリズム。排外主義。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ショービニスム」の意味・わかりやすい解説 ショービニスムchauvinisme ある社会集団に生じる,他の社会集団に対する狂信的な自己中心的,敵対的心理状態をいう。軍事的名誉とわずかな恩給に満足してナポレオンにいちずに忠誠を捧げた兵士 N.ショーバンの名に由来する。排他的愛国心,排外主義などと訳され,英語のジンゴイズム jingoismに近いが,ニュアンスは異なる。集団帰属意識とこれに基づく排外傾向は原始社会にもみられるが,それは社会集団間の物資や情報の流れの増大とともに薄れる。ところが,近代国民国家の成立は再びこのような傾向を愛国心として復活させた。この愛国心は,国民国家がナショナリズムを基調としながら,帝国主義,軍国主義の道をたどりはじめるとき,国内矛盾をおおい隠し,対外侵略を正当化する手段に使われる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by