シンガポール取引所(読み)しんがぽーるとりひきじょ(英語表記)Singapore Exchange Ltd.

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シンガポールにある、有価証券(株式、債券)とデリバティブ(金融派生商品)を扱う総合取引所。略称SGX。1999年に、株式などを扱っていたシンガポール証券取引所(SES)と先物などを取引していたシンガポール国際金融取引所(SIMEX)が合併して誕生した。2012年6月末時点での上場企業の時価総額は6646億ドルで、東京証券取引所のほぼ5分の1の規模にとどまる。同時点の上場企業数は769社で、このうち外国企業が308社と外国企業の比率が高い特徴がある。上場している商品は株式、債券などの現物のほか、株価指数先物・オプションや金利先物・オプションなどのデリバティブ、エネルギー・ゴム・貴金属などの商品先物、金や商品価格に連動した上場投資信託(ETF)などである。日経225先物・オプションも上場している。

 国際的な取引所間競争が激しくなるなか、2000年にアジアで最初に株式会社化し、自らシンガポール取引所に上場したことで知られる。市場は大企業が上場する「メインボード」と新興企業向けの「カタリスト」がある。

[矢野 武]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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