ジェームス スウィンバーン(英語表記)James Swinburne

20世紀西洋人名事典 の解説

ジェームス スウィンバーン
James Swinburne


1858.2.28 - 1958
英国の技術者。
元・大英ベークライト社社長。
スコットランド(インバーネス)生まれ。
マンチェスターの機関車工場の見習いを経て、技術系の会社に就職し電気工学へ関心を持つ。1881年にスウォン卿に雇われパリに電灯を製造する工場の設立を任され成功し、翌年米国で工場をつくる。1885年にはチェムスフォード工場の技術助手となり、発電機や「はりねずみ」変圧器の開発をする。自分の研究所を持つようになり合成樹脂について研究。ラッカーの生産で特許を得てバーミンガムにダマード・ラッカー社を設立した。しかし、別な特許で先を越されたベークランドがこの会社の権利を買い取り大英ベークライド社となったが、初代会長の地位についた。科学界や産業界から大いに尊敬され「イギリスのプラスチックの父」と呼ばれた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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