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ラッカー ラッカーlacquer

翻訳|lacquer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラッカー
lacquer

古くは漆のこと。ニトロセルロースを主成分とする揮発性塗料をさす。慣用的に揮発性塗料の総称として用いられることもある。一般に塗膜の付着力や弾性を増強するために,樹脂 (天然樹脂,ロジンエステル類,合成樹脂) や可塑剤 (ゲル化剤,軟化剤) を加えたものが多い。熱可塑性のアクリル樹脂主体としたアクリルラッカー塩化ビニル,酢酸化ビニル共重合体を主体とするビニルラッカーなどがある。また,特に顔料を加えないものをクリアラッカーと呼ぶ。木材,金属,皮革などの塗装に広く利用される。

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世界大百科事典 第2版の解説

ラッカー【lacquer】

塗料と同義語であるが,広義には,セルロース誘導体を主体とし,これに樹脂,可塑剤,顔料,溶剤等を加えて作られる揮発乾燥型塗料をいう。古くから最も広く用いられているのはニトロセルロース(硝化綿)を使用したニトロセルロースラッカーで,狭義のラッカーはこれをさす。ニトロセルロースは窒素含有量が11.7~11.2%のエステル可溶性のものが通常使用される。混合溶剤に溶解したときの粘度により,数段階に分けられる。

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大辞林 第三版の解説

ラッカー【lacquer】

ニトロセルロース・樹脂・顔料などを揮発性溶剤に溶かした塗料。乾燥が非常に速く、耐水性・耐摩耗性にすぐれる。ピロキシリン-ラッカー。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ラッカー
らっかー
lacquer

古くはニトロセルロース(硝化綿)を天然樹脂系統のものとともに揮発性の溶剤に溶かしたもので、速乾性で不粘着、強固、耐水・耐油性に富んだ美しい塗膜を形成する。木材、金属、皮革などの塗装に使われていた。セルロース塗料ともいう。このものは揮発成分が多いので、厚塗りは何回も塗り重ねを必要とする欠点がある。最近ではニトロセルロースに樹脂として天然樹脂、加工樹脂(エステルガムなど)、合成樹脂(アルキド樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、アクリル樹脂など)と可塑剤、軟化剤(ひまし油など)を加え、それに揮発性溶剤シンナーなど)を加え、かつ顔料を添加しないので透明な塗膜を与えるものが多い。これをクリヤラッカーとよんでいる。ニトロセルロースのかわりにアセチルセルロース、アセチルブチルセルロースなどを用いることもある。[垣内 弘]

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