化学辞典 第2版 「ジメチルスルフィド」の解説
ジメチルスルフィド
ジメチルスルフィド
dimethyl sulfide
C2H6S(62.14).(CH3)2S.硫化ジメチルともいう.ヨウ化メチルと硫化カリウムとの反応で得られる.不快臭をもつ液体.融点-83 ℃,沸点37.34 ℃.0.848.1.435.水に不溶,エタノール,エーテルに可溶.酸化によりDMSOを与える.多くの精油,ノリ,ワサビなどの食品にも含まれており,少量をフレーバーに使用する.悪臭防止法で指定されている悪臭物質.[CAS 75-18-3]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報