旺文社世界史事典 三訂版 の解説
ジョン=ステュアート=ミル
John Stuart Mill
イギリスの経済学者・哲学者・社会思想家
ジェームズ=ミルの子。父からきびしい英才教育を受け,のちフランスに留学。ベンサムの功利主義の大成者となったが,のちに彼の数量的快楽計算を否定し,個人主義的傾向が強かった功利主義思想に社会主義的性格を与えた。また,女性参政権にも関心をしめし,選挙法改正や議会の改革に尽力した。主著は『経済学原理』『自由論』『婦人の抑圧』など。
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