スタンプマネー(その他表記)stamp money

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スタンプマネー」の意味・わかりやすい解説

スタンプマネー
stamp money

裏面に有効期限の日付押し紙幣で,日付貨幣,消滅貨幣ともいわれる。貨幣から価値蓄蔵機能を奪い取り,一定期間以上の紙幣の退蔵を不可能とすることによって,消費の活発化,再投資の促進をはかろうとする考え方によるものであった。この考え方は 19世紀末に S.ゲゼルが提唱したもので,実際には 1930年代にドイツオーストリアアメリカなどで局地的にではあるが発行された。

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百科事典マイペディア 「スタンプマネー」の意味・わかりやすい解説

スタンプ・マネー

日付貨幣ともいう。交換手段としてのみ機能させ,価値保蔵手段の属性をもたせないようにした特異な貨幣。紙幣の裏面にスタンプを押し,または印紙をはり,あらかじめ日付を明示し,日時経過につれあるいは取引のつど減価する仕組になっている。ゲゼルの自由貨幣の構想に始まり,1930年代にドイツ,米国等の小都市で実験

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