退蔵(読み)タイゾウ

デジタル大辞泉 「退蔵」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「退蔵」の意味・読み・例文・類語

たい‐ぞう‥ザウ【退蔵】

  1. 〘 名詞 〙
  2. しりぞきかくれること。その場からいなくなること。隠遁すること。また、つつみかくすこと。
    1. [初出の実例]「群豪時有退蔵。五色即垂規矩」(出典本朝文粋(1060頃)一・視雲知隠賦〈大江以言〉)
    2. [その他の文献]〔易経‐繋辞上〕
  3. 物資などを隠し持っていること。また、貨幣などを使用せずに、しまいこんでおくこと。死蔵。
    1. [初出の実例]「流動資金の退蔵は主として余裕ある階層によって行われているのが普通である」(出典:戦後日本のインフレーション(1949)〈都留重人〉二)

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普及版 字通 「退蔵」の読み・字形・画数・意味

【退蔵】たいぞう

智を隠す。

字通「退」の項目を見る

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