退蔵(読み)タイゾウ

デジタル大辞泉 「退蔵」の意味・読み・例文・類語

たい‐ぞう〔‐ザウ〕【退蔵】

[名](スル)物資金銭などを使用せずにしまいこんでおくこと。「貴重な文献退蔵されている」「能力を退蔵する」
[類語]持つ有する擁する領する占める所持保有現有領有具有私有民有公有国有官有共有占有専有所有享有所蔵収蔵私蔵秘蔵愛蔵死蔵珍蔵勿体もったい無い惜しいあたら残念残り惜しい名残惜しい残り多い口惜しい惜しむ心残り物惜しみ未練愛惜痛惜去り難い後ろ髪未練がましい後を引くしつこい執念深いねちっこいねついねちねち悪あがきうじうじうだうだいじいじぐじぐじもじもじ因循断腸の思い負け惜しみこだわる尾を引く執拗恋恋惜しげ思い残すたゆたう思い迷う忍びない倹約無駄遣い浪費濫費散財空費徒費冗費宝の持ち腐れ不経済無にする無になる無に帰する水泡に帰する水の泡捨て金湯水のように使う髀肉ひにくたんリサイクルリユースリメークリバイバルカムバック

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精選版 日本国語大辞典 「退蔵」の意味・読み・例文・類語

たい‐ぞう‥ザウ【退蔵】

  1. 〘 名詞 〙
  2. しりぞきかくれること。その場からいなくなること。隠遁すること。また、つつみかくすこと。
    1. [初出の実例]「群豪時有退蔵。五色即垂規矩」(出典本朝文粋(1060頃)一・視雲知隠賦〈大江以言〉)
    2. [その他の文献]〔易経‐繋辞上〕
  3. 物資などを隠し持っていること。また、貨幣などを使用せずに、しまいこんでおくこと。死蔵。
    1. [初出の実例]「流動資金の退蔵は主として余裕ある階層によって行われているのが普通である」(出典:戦後日本のインフレーション(1949)〈都留重人〉二)

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普及版 字通 「退蔵」の読み・字形・画数・意味

【退蔵】たいぞう

智を隠す。

字通「退」の項目を見る

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