コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

セミタケ(蝉茸) セミタケCordyceps sobolifera

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

セミタケ(蝉茸)
セミタケ
Cordyceps sobolifera

子嚢菌類核菌類バッカクキン目バッカクキン科。ミンミンゼミの蛹に寄生し,羽化前に地中で宿主を殺して春夏の頃キノコを出す。長さ7~10cmの棍棒状で,直径は太いところで5~7mm,細いところで2~5mmほどである。頭部は黄褐色,柄部はやや紅色を帯びている。ときに虫体の頭部を白色の菌糸がおおうことがある。頭部の表面には無数の粒状突起がみられ,それらの下には被子器が形成される。被子器はとくり形ないし卵形で,8子嚢胞子を含む円筒形の子嚢を内蔵する。この種は日本,中国,西インド,南アメリカにかけて知られているが,オオセミタケ C. heteropodaは日本特産で,淡紅褐色ないし肉桂色をしており,セミタケよりも大きくエゾゼミ,アブラゼミなどに寄生する。セミタケは冬虫夏草 (とうちゅうかそう) といわれるキノコ類の代表である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android