ダニエル カーネマン(英語表記)Daniel Kahneman

現代外国人名録2016 「ダニエル カーネマン」の解説

ダニエル カーネマン
Daniel Kahneman

職業・肩書
認知心理学者,経済学者 プリンストン大学名誉教授

国籍
米国

生年月日
1934年3月5日

出生地
イスラエル・テルアビブ

専門
意思決定論, 行動経済

学歴
ヘブライ大学(心理学,数学)〔1954年〕卒,カリフォルニア大学バークレー校

学位
Ph.D.(心理学,カリフォルニア大学バークレー校)〔1961年〕

資格
米国芸術科学アカデミーフェロー, 米国科学アカデミー会員

受賞
ノーベル経済学賞〔2002年〕,米国心理学会(APA)生涯業績賞〔2007年〕

経歴
テルアビブ(現・イスラエル)に生まれ、フランスで育つ。1948年英国委任統治領パレスチナ(現・イスラエル)へ移住。ヘブライ大学で学び、イスラエル軍での兵役を務めた後、’58年渡米。カリフォルニア大学バークレー校で心理学の博士号を取得。’61年へブライ大学心理学講師、’70年準教授、’73年教授、’78年ブリティッシュ・コロンビア大学教授、’86年カリフォルニア大学バークレー校教授などを経て、’93年よりプリンストン大学心理学教授。経済学に心理学を導入し、不透明な状況下では投資家の意思決定が経済理論から外れ、主観で行われることを実証する“行動経済学”の手法確立。これらの業績が評価され、2002年ジョージ・メーソン大学教授のバーノンスミスとともにノーベル経済学賞を受賞。米国とイスラエルの国籍を持つ。著書に「ダニエル・カーネマン心理と経済を語る」「ファスト&スロー」などがある。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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