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ダバン Dabin, Jean

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ダバン
Dabin, Jean

[生]1889.7.9. リージュ
[没]1971.8.15. ルーバン
ベルギーの法哲学者。リージュ大学で学んで教職につき,1922年からルーバン大学で教える。新トマス主義 (→新トマス派 ) に立脚するが,自然法を倫理的ないし政治的な意味においてのみとらえ,法としての自然法を否定する点に特色がある。主著『法の一般理論』 Théorie générale du droit (1943) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

ダバン【Jean Dabin】

1889‐1971
ベルギーの法哲学者。現代のネオ・トミズムを代表する。リエージュに生まれ,同国のルーバン大学で長く教えた。トマスの哲学を実定法の存在構造の分析にはじめて適用したF.ジェニー先蹤(せんしよう)を踏んで,実定法固有の一体的作用juridismeを強調する。そしてトマス的に解された倫理法則としての自然法の存在と内容とは肯定しながらも,国家の法形成,権力者の法的思慮が,国家の公共の福祉(公共善)を志向した独立固有の領域を成し,自然法命題の単なる受動的うけいれでないことをいう。

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