チチメカ族(読み)チチメカぞく(その他表記)Chichimeca

改訂新版 世界大百科事典 「チチメカ族」の意味・わかりやすい解説

チチメカ族 (チチメカぞく)
Chichimeca

メキシコ北部の内陸部乾燥地帯(現在のサカテカス州周辺)を故郷とする部族。チチメカの語義は,獣の血を〈吸う人〉〈鷲〉〈犬の血統〉など意見が分かれ,正しい意味は不明である。本来狩猟採集と簡単な農耕を営む半遊動的な人々であり,動物の毛皮を着て弓矢を持ち,勇猛さと残忍さをもって16世紀のスペイン人に恐れられた。その言語はナワ語の系列に属する。
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旺文社世界史事典 三訂版 「チチメカ族」の解説

チチメカ族
チチメカぞく
Chichimeca

メキシコ北部の乾燥地帯におこった民族
10世紀ころから南下を開始し,金・銀・銅の冶金術や岩刻画などの文化をメソアメリカ各地へ広めていった。

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